アルバム「ハチミツ」

スピッツ『歩き出せクローバー』歌詞解釈──ハートになれない若く青いクローバー

はじめに未知のページ 塗りかえられるストーリースピッツがアルバム『ハチミツ』をリリースしたのは1995年9月20日です。先行シングル「ロビンソン」は同年4月5日に発売され、バンドにとって初の大ヒットとなりました。この『ロビンソン』の成功は、...
アルバム「Crispy!」

スピッツ『裸のままで』歌詞解釈──地下に響くアングラな音楽の神

スピッツの「裸のままで」は、1993年7月25日に発売された6枚目のシングル。同年9月26日発売の4thアルバム『Crispy!』にも収録されています。この時期のスピッツは、ポップス路線に切り替えて、音をより外に開いていく時期に入っていまし...
アルバム「空の飛び方」

スピッツ『ラズベリー』歌詞解釈──テレビのワクから飛び出す、男性目線の妄想

ラズベリー──可愛いポップスの中にある男性目線の夢想「ラズベリー」は、1994年9月21日発売の5thアルバム『空の飛び方』の収録曲です。同アルバムの7曲目に置かれ、「不死身のビーナス」と「ヘチマの花」の間に収められています。スピッツの「ラ...
アルバム「空の飛び方」

スピッツ『ベビーフェイス』歌詞解釈──少し無垢に生き直す歌

スピッツの「ベビーフェイス」は、1994年4月25日発売のシングル「空も飛べるはず」のカップリング曲で、同年9月21日発売のアルバム『空の飛び方』にも収録されています。明るくポップな手触りの曲ですが、歌詞の中で「星になったあいつ」と、はっき...
アルバム「スーベニア」

スピッツ『春の歌』歌詞解釈……実はカエルの歌

草野心平『春のうた』につながる構造ロック大陸漫遊記でマサムネさんが作詞の影響として、谷川俊太郎さんや草野心平さんを上げていたそうですが、草野心平さんには、まさに『春のうた』という詩があるのです。スピッツ『春の歌』は、泥の感触から始まって、暗...
アルバム「空の飛び方」

スピッツ『迷子の兵隊』歌詞解釈──スピッツが黒い旗に込めた“終わりなき旅”

はじめに1994年9月21日発売の5枚目のアルバム『空の飛び方』に収められた「迷子の兵隊」は、自分たちの〈迷い〉をむき出しで語った曲だと思います。この曲に出てくる兵隊は、勝利へ一直線に進む英雄ではありません。どこへ向かえばいいのか分からない...
アルバム「空の飛び方」

スピッツ『たまご』歌詞解釈──飛べないヒヨコ。宇宙へ飛ぶ。

たまご──露骨なシンボルに見える歌詞スピッツの「たまご」は、露骨なシンボルから始まる曲には見えます。バナナ。ピストル。たまご。下手なピンボール。このあたりの言葉は、考え込むまでもなく、性的なイメージを帯びています。バナナは「あれ」に見えるし...
アルバム「空の飛び方」

スピッツ『サンシャイン』歌詞解釈──旅を見送る歌の衣をかぶった、死と転生の歌

はじめにスピッツの「サンシャイン」は、1994年9月21日に発売された5枚目のアルバム『空の飛び方』に収録された曲です。アルバムでは最後の11曲目に置かれています。『空の飛び方』には、「空も飛べるはず」「青い車」「スパイダー」なども収録され...
アルバム「空の飛び方」

スピッツ『不死身のビーナス』歌詞解釈──ドロドロ恋愛をポップに吹き飛ばす歌

スピッツの「不死身のビーナス」は、アングラ文化の感触を、ポップスの形に加工した曲。「不死身のビーナス」は、スピッツの5作目のアルバム『空の飛び方』に収録された楽曲です。アルバムは1994年9月21日に発売され、この曲は6曲目に置かれています...
アルバム「三日月ロック」

スピッツ『夜を駆ける』歌詞解釈──行き場のない魂と、夜を併走する歌

硬質な世界から遊離する幽体離脱の歌スピッツの「夜を駆ける」を聴いていて、これは単純に“自由”を讃えている歌ではない、と思いました。夜を走る歌。どこかへ抜け出す歌。たしかに、そういう疾走感はあります。けれど、歌詞の中に置かれているものを見てい...